葉酸サプリが様々なメリットを持つことは多くの方がご存知の通りです。中でも胎児の神経管閉鎖障害の予防効果は様々な研究で成果が認められている点であり、国を挙げて葉酸接種を推奨しています。
それだけ効果が認められている葉酸は、様々なリスクを抱えることになってしまう妊婦の方には意識的に摂取してほしい栄養素と言えます。
ただ、難しいのが葉酸を効率的に摂取することです。葉酸の摂取は普段の食事からも可能ですが、実際にはそれだけで必要量の葉酸量を摂取し続けるのは難しいのです。そこで推奨されるのが葉酸サプリを利用しての葉酸接種です。
しかし、サプリを普段から利用している人ならそれ程抵抗がないかもしれませんが、初めてのサプリという場合には様々なリスクが頭の中に浮かんでしまうものです。例えば、サプリによるアレルギーを心配される人も多いでしょう。
そこで、今回は葉酸サプリの使用におけるアレルギーのリスクについてご紹介していきます。
葉酸サプリにおけるアレルギーの心配はまず不要
結論からになりますが、葉酸サプリにおけるアレルギーの心配はまず不要です。というのも、葉酸というのは栄養素の一種ですが、これはほうれん草をはじめとする様々な食品に含まれているものです。
つまり、普段の食生活の中で葉酸を含む食品を食べており、それで問題が起こっていないのであれば、葉酸サプリを利用したからといってアレルギー症状が起こることはまずありませんのでご安心ください。
むしろ、必要以上に警戒してしまい葉酸不足となったまま妊娠期間を過ごすほうがリスクは高くなると考えられます。無理に野菜や果物からだけで葉酸を補おうとすればそれも食生活の乱れとなってしまうため、好ましくありません。
葉酸サプリ使用の際の注意点
妊娠中の葉酸サプリの使用は、基本的に問題はありません。ただし、いくつか注意点もありますので、気を付けたいことをピックアップしてご紹介します。
まず、葉酸サプリには、葉酸以外の栄養素も含まれているという点です。葉酸そのものがアレルギーの原因となる危険性はかなり低いですが、葉酸以外の栄養素についても考慮する必要があります。普段から、特定のアレルギーを持っているという人は、よく成分を確認することをおすすめします。妊娠中は、普段以上にアレルギー症状が強く現れるため、危険な状態に陥る危険性もあります。
次に妊娠中、葉酸との摂取に注意が必要な薬品もあるということです。葉酸と相性の悪い薬品や妊娠中に使うことのできない薬品がありますので、持病をお持ちの方などは医師とよく相談するようにしましょう。
