葉酸ってキレイ効果もあるの?

女性はキレイの情報に敏感です。難しい美容成分の名前は出てこなくても、コラーゲンやヒアルロン酸に美容効果があることは知っているのではないでしょうか。

知っている人は始めている、美容のための葉酸

妊娠初期の二分脊椎を防ぐとして、妊娠中の女性に浸透してきている葉酸。美容に敏感な女性は、葉酸が美容にも効果があるという情報をキャッチして、すでに取り入れているようですよ。

葉酸の美容効果は、健康的なお肌づくりに貢献します。ポイントは葉酸のたんぱく質生成促進や、細胞分裂促進、血行促進作用。

美容成分として知られるコラーゲンは、お肌の真皮の70%を占めるたんぱく質。コラーゲンはエラスチン、ヒアルロン酸などとともにお肌のハリを保つ役割があります。葉酸はたんぱく質であるコラーゲンの生成をも促進してくれるので、お肌のハリを保つことに貢献してくれます。

葉酸の細胞分裂促進作用は、お肌のシミを防ぎ美白促進効果につながります。お肌の一番外側部分の表皮には、新しい細胞が生まれて約28日で剥がれ落ちるというサイクルがあります。古い細胞が垢となって剥がれ落ちる際に、お肌の老廃物も一緒に取り除かれるので、お肌のサイクルが順調なお肌はトラブル知らずとも言われています。

表皮の基底部では紫外線やストレスなどが原因で、シミのもとであるメラニン色素が作られます。お肌の新陳代謝がしっかり機能していると、メラニン色素は老廃物とともに垢に含まれて排出されます。しかし、いつまでも古い細胞がとどまり続けると、色素沈着をおこしシミとなってしまいます。さらに、垢となって剥がれ落ちるはずの角質が残り続けると、お肌は黒っぽくみえ美白の妨げになってしまいます。

葉酸の貧血予防作用もキレイに貢献します。貧血になると、お肌は明るさと透明感を失ってしまいます。不健康な顔色は、老けて疲れたように見えてしまいキレイの妨げになります。

葉酸は、お肌のハリを保ち、シミやくすみを予防し美白効果も期待できる美容成分です。

まだまだある葉酸がキレイに効果があるわけ

女性の身体は複雑ともいわれますが、女性のキレイは健康状態がそのまま反映される鏡のようなものです。体に不調があると、顔色が優れず肌トラブルも多くなります。

お肌のキレイと消化器官の関係は有名です。例えば便秘があると、お肌のトラブルが多くなると言われています。葉酸は、胃や腸の粘膜を強くしてくれる働きがあります。もともと細胞分裂が盛んな胃腸粘膜には葉酸が多く存在しています。しかし、その消費スピードに葉酸供給量が追い付かないと、葉酸不足で潰瘍になってしまうことがあります。

葉酸には、末梢神経の修復を助ける作用もあります。そのため、末梢神経が傷ついたことで起こる、肩こりや腰痛の緩和が期待できます。肩こりや腰痛があるとそれをかばうようにして姿勢も悪くなり、疲れたように見えてしまいます。姿勢が美しい女性はキレイに見えますよ。