妊娠中に葉酸と一緒に摂ったほうがいい成分

葉酸の働きは?と尋ねられてすぐに答えられる人は稀です。それは最近になってやっと推奨されるようになった栄養素だからですが、とても魅力的な力を秘めています。

葉酸は胎児も妊婦もサポート

葉酸の驚くべきところは、広範囲に効果を発揮するところです。たった一種類の栄養素なのに、妊娠中だけでも母体の調子を整え、血量を増やし、胎児の成長をサポートして、先天性異常の確立を七割も下げてくれます。ストレスを軽減し、流産や死産のリスクも低下させます。

これだけ万能だと、妊娠中は葉酸だけでもいいかと思うかもしれませんが、栄養素はバランスよく摂ることが基本です。中には葉酸の力をアップさせてくれたり、妊娠中には欠かせない栄養素もあります。

葉酸サプリには他の栄養素が配合されている商品も多いため、選ぶときの材料にしてください。

妊娠中に摂りたい栄養素

1.ビタミンB12

葉酸とビタミンB12はともに赤血球を生成するときに必要となる栄養素です。どちらか一方が欠如しても上手く血を作ることができません。しかし、両方そろうと造血ビタミンと呼ばれるほど血を増やしてくれます。妊娠すると血液の液体成分である血しょうが大幅に増えます。しかし、酸素や栄養を運ぶ赤血球はその半分も増えません。そのため妊娠初期はとても貧血になりやすいです。赤血球の元である葉酸とビタミンB12はぜひ合わせて摂取しましょう。

2.鉄分

妊娠中は貧血に悩まされます。母体の貧血が悪化すれば胎児にも悪影響を与えることがあり、めまいでふらつけば転倒するリスクもあります。貧血改善に効果的といえば鉄分です。赤血球にあるヘモグロビンの生成には鉄分が必要となります。葉酸、ビタミンB12、鉄分をすべて摂れば、もう妊娠中に貧血に怯える必要はありません。妊婦は最低でも一日に鉄分を20mgは摂るようにしてください。

3.カルシウム

カルシウムは胎児の骨を太く丈夫なものにしてくれます。またイライラに効くことでも有名ですよね。これはカルシウムに脳神経の興奮を抑制する効果があるためです。妊娠中は不安と期待でストレスが溜まりやすいもの。カルシウムは胎児のためにも母親のためにもぜひ摂取していただきたい栄養素です。一般女性は一日に600mgのカルシウムが必要ですが、妊婦の場合は胎児に与えることも考慮して最低でも900mgは必要です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする