葉酸を男性にもおすすめしたいワケ

赤ちゃんの生育に効果のある葉酸ですが、不妊にも効果があるとして注目されています。妊娠、出産といえば女性に限られるような気がしますが、実は男性にも葉酸が必要なのです。

男性の不妊にも効果がある

不妊症にはさまざまな要因があります。女性側に要因がある場合もあれば、男性側に要因がある場合もあります。もちろん双方に要因がある場合もあります。

不妊症の治療というと、やはり医療機関でということになると思いますが、近年注目されている栄養素である葉酸にも効果があるのです。場合によってはこの葉酸の摂取だけで妊娠したといった例もあります。どういった原因で不妊症であったかというのも重要になるわけですが、葉酸が効果があるということが証明されているわけです。

染色体異常の精子

不妊の原因が男性側にある場合、多くは健康な精子の数が少ないということがあげられるでしょう。精子には、健康な男性であっても1〜4パーセントほどの染色体異常をもつ、奇形の精子が含まれていると言われています。この染色体異常の精子の割合が増えると当然妊娠しにくくなるということになります。

精子の製造過程において、葉酸を摂取することでこの染色体異常の精子を減らすことに効果があるのです。ですから、不妊症の原因が男性側にある場合、葉酸を摂取することで、妊娠の可能性も高くなるということになります。

男性にできること

妊娠というと、やはり女性といったイメージになりますよね。ですが、男性の協力がなければ妊娠から出産というのはとても大変なものです。ですから、男性はパートナーである女性のサポートをしてあげるのがよいですね。

とくに、妊活で頑張っているにも関わらず、妊娠していなかった場合、女性の心の痛みは大きいものがあります。こういったストレスも妊活にはマイナスとなるので、妊娠は女性だけのものと思わず、2人の問題として受け止めることが大切なのです。

葉酸の摂取量は

葉酸の摂取量は通常時の男性で200マイクログラムが必須と言われています。また、上限は1000マイクログラムとなっていますので、これを超えないように摂取することが大切です。

また、葉酸には天然のものと化学合成されたものがあります。この2つは吸収率に違いがあり、化学合成のものは天然に比べると吸収率が悪く、2分の1程度だと考えておけばよいでしょう。200マイクログラムが必要であれば、400マイクログラム分あればよいということになります。

また、過剰摂取した場合でも、葉酸は栄養素ですから大きな問題にはなりません。副作用が出た場合、摂取を中止すればすぐに治ります。葉酸が不足しているようであれば、天然で200マイクログラム分、化学合成で400マイクログラム分をサプリメントで補給するようにしておけば、過剰摂取になることはまずないでしょう。

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